愛媛県内子町。
街並み保存がしっかりと行われている、素敵な景観が楽しめる町です。
「白壁と木蝋のまち」として有名ですね。
白壁と言いながら、街並みはなんだか黄色い壁が印象的。
基本的にどの家々も白と淡い黄色のコントラストが基調となっています。
黄色い漆喰というと、ワラが原料に使われた土佐漆喰や琉球漆喰。
それらが塗りたての状態であれば多少色がついて見えますが、
紫外線によって色褪せ、キレイなオフホワイトに変化します。
では、なぜ黄色いのでしょうか?
さっそく「種明かし」です。
漆喰に土を混ぜているのです。
実は漆喰に土を混ぜる技法、珍しいものではありません。
色を付けるために全国各地、様々な土が混ぜられています。
内子の場合は「黄土(おうど)」。
真っ白な石灰に加えたことにより、柔らかな黄色が表現されているのです。
ただただ白いだけの町よりも、素敵な印象を与えるかもしれませんね。
町の色、注意してみてみると意外な発見があるものです。