寄稿「古民家鑑定本」

2011/05/14

古民家

t f B! P L

「古民家鑑定本」。

 

厚生労働省認可 財団法人職業技能振興会の認定する資格である「古民家鑑定士」「伝統資財施工士」の講習テキストです。

 

「古民家鑑定士」とは

古民家鑑定士はその名称通り、「古い民家の保存、活用、再利用を目的に、建築的見地および環境保全の見地に立ち、専門的な知識と技術を用いて、お客様に適切なアドバイス」を行ないます。 今まで古民家は固定資産税の観点から評価されており、「価値がない」とされてきました。 しかし古民家鑑定は、建築的見地、環境保護の観点、そして住文化の継承という諸点からの基準に基づいた評価を行っております。

 

「伝統資財施工士」とは

解体された古民家などの建物から算出される木材を建築分野において再活用するための専門的な知識と技術を用い木材再利用建築の企画・施工を行う事を業とし、伝統資財施工士認定試験に合格し、厚生労働省認可 財団法人職業技能振興会に備える伝統資財施工士名簿に登録を受けた者を指します。
 

2つの資格者の連携により「未来の子供たちのために」活動するのが各々の資格の役割です。

私も両資格を取得したほか、財団法人職業技能振興会の委嘱をうけ、地元大分県での講習インストラクタを勤めています。

 

また、紹介した教本の「左官」に関する部分についても寄稿させていただきました。「伝統は伝承と革新」…その言葉をもとに、専門書よりも詳しく左官素材について書いたつもりです。

古民家、並びに伝統素材に興味をもたれた方は是非読んでみてください。

 

古民家がなんたるものか、伝統素材とはどういったものか、わかるだけの情報が分厚い一冊に込められています。

 

 

「未来の子供たちのために」

何が出来るのか考えるきっかけになる資格とテキストだと思います。