ご存知ですか?「民家の甲子園」

2011/05/13

よもやま

t f B! P L

民家の甲子園!

 

甲子園球場で行われる野球大会にちなんで、高校生が参加する様々な大会が「**甲子園」として行われています。近年は、まんが甲子園、書道甲子園などが脚光を浴びましたね。


「民家の甲子園」とは民家や民家のある暮らしの風景を被写体とした全国高等学校対抗民家町並みフォトコンテストです。

(後援;文部科学省 社団法人全国高等学校文化連盟ほか)


日本各地の歴史・伝統・文化・匠の技・環境保全の永遠の継承と創造を基本理念としています。
 

「民家の甲子園」は単なる写真コンクールではありません。毎年決められたテーマに従い、「わが町への想い」「郷土愛」を5枚の写真と資料に込め、プレゼンテーションします。

 

…ですから、参加するのは写真部だけでなく、放送研究会、新聞部、民俗部、さらには有志の会など。わが町への想いを抱いた志に満ち溢れた生徒さん達が参加します。

 

私も今年の第9回大会より、都道府県大会の実行委員として、高校生の皆さんの「心」を表現する機会を創るべくお手伝いしています。

 

 

 

高校生の皆さんの真剣な眼差しと真摯な気持ち。

私がこの大会に接したのは昨年のこと。

ワタシに限らず、その会場に居合わせたオトナ達は誰もが感動の涙をしました。

 


 

その第8回全国大会の模様を紹介します。

 

全国各地の予選を勝ち抜いた高校生チームによる学校紹介と写真5枚を用いたプレゼン

 

 

その生徒の誰もが大好きな郷土の「写真」をツールの一つとして自らの想いを熱く語ります。

 

全国大会出場の皆さん









栄えある金賞「民家大賞」(文部科学大臣賞)を受賞したのは北海道札幌平岸高等学校の皆さん。
「北海道に吹いた開拓の風」を見事にアピールしての受賞です。素晴らしい作品とプレゼンでした。
 


 
私の地元、大分県代表の大分県立竹田高等学校の皆さんは第7回優勝校。
自信に満ち、堂々とした発表は誰もが感嘆の声を発しました。2連覇こそ逃したものの、前回王者の貫禄はココにあり。同郷の者として鼻が高かったです。
 
そして同じ九州勢の熊本県立菊池高等学校の皆さん。
僅差で銀賞「町並み大賞」を受賞となりました。
「地元のタカラを愛する心」がひしひしと伝わるプレゼンはオジサマたちの心を鷲掴み。 
















そんな熊本でもう一枚。

地区サポーターとして、全国に設立されている古民家再生協会と伝統資財再生機構などの一般社団法人が学校と生徒さんのお世話をしています。

 

熊本は特に熱かった地区。

生徒さんよりもお世話に回った熊本県協会理事の太田さんの方が涙をしました。
















民家の甲子園の応援をして分かるのは「写真」そして「コトバ」には、大変強いチカラがあるということ。

素直な気持ち、素直な心から表現されたものには、ヒトを動かす何かがある…心からそう思わされる大会です。

高校生の皆さんが切り取って見せてくれた「想い」には感動せずにはおれません。

 

 


 

そんな「想い」が込められた「民家の甲子園」。

各地で第9回の都道府県予選が始まっています。

 

観覧は無料ですから、興味を持たれたかたは是非、地区予選や全国大会をご覧になってはいかがでしょうか?

 



大会へ参加する高校生へ応援歌。届けたい想いを精一杯私たちに伝えてください。

 

岡野宏典さんの「フォトグラフ」です。