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4月9日 シックハウスについて考えよう

今日は4月9日。シッ(4)クイ(9)…で漆喰。
今日は日本左官業組合連合会が定めた「左官の日」なんです。

シック…と聞くと、ついつい連想されるのがシックハウス症候群。

こんなお話をご存知ですか?
新築、リフォームにご用心 ~中国のシックハウス事情~ (福島県上海事務所)

ウソかマコトか、いまだに中国の住宅はシックハウスだらけなのだそうです。

少し古いデータですが、中国疾病予防コントロールセンターが2010年に実施した調査によれば、中国では屋内の空気汚染が引き起こす呼吸器系疾病などで、なんと年間220万人が死亡。…その約半数は5歳未満の乳幼児だったそうなのです。



シックハウスの原因は様々な建材から放散される、イロイロな成分ですね。
新築マンションに数年は住めないなんて笑えない笑い話も。


それにひきかえ、我が国は…改正建築基準法など、法制から対応していますね。
だから、住まいづくりで使われるほぼ全ての内装用の「建材」には、F☆☆☆☆(エフ フォースター)のマークが付いています。

 このF☆☆☆☆は、ホルムアルデヒド放散等級を表す記号です。

このほかにもF☆☆(第2種ホルムアルデヒド放散建築材料)、F☆☆☆(第3種ホルムアルデヒド放散建築材料)などの等級に分けられ、その等級によって使用できる面積が制限されているんです。

で、F☆☆☆☆は放散されるホルムアルデヒドの量が少ないので、その規制対象外。

 だから安心…   じゃないですよね。

F☆☆☆☆の等級となる基準値は放散量が0.005mg/m2h 以下。
具体的に言えば室温28℃、湿度50%程度の条件でその建材1メートル四方から発散される量が0.005mg以下であること。とされています。

 出るんです。 
 この基準は「含まれていない」のではなく「出る量が少ない」ものなんです。

しかも、多くのF☆☆☆☆、国が定めたものでは無く、自主基準なんです。
JISやJASで定められているものもありますが、塗料であれば日本塗料工業会、接着剤であれば日本接着剤工業会など、業界団体での自主認定。

全ての素材をテスト…していない業界もあるようですね。


で、ようやく漆喰のオハナシ。

これまでにも紹介してきた日本漆喰協会化学物質放散基準
「ヨソがF☆☆☆☆なら、ウチはF☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(テンスター)だ」と胸を張っています。

本来、漆喰には有害とされる化学物質自体が含まれていないものですもの。


その基準値を満たしている製品に付けられているのがこの合格マーク。

国内で比較しても相当に厳しい基準値に基づき、単なる業界自主基準ではなく、外部での成分の分析も行われ、その安全性を証明しています。


安心なのはドッチのマークでしょうか?
決めるのは売るヒトでも、塗るヒトでもなく、「住まう人」ですね。