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2015/11/11

よもやま

t f B! P L
でんでん協会には「漆喰」を中心とした
「伝統素材」に関するお問い合わせを連日いただいています。

協会宛のお電話は不在にしていることが多いので、
私の電話に転送しているのですが、なかなか出ることが出来ませんです。
申し訳ありません。

それが携帯電話の正しい使い方なのか分かりませんが

私には
 誰かとの打ち合わせや面談中に突然席を中座したり
 誰かとの会話を遮って電話に出るようなことは出来ませんので

あとでかけ直すことがほとんどなんです。



なので、ご相談はメールでのやりとりが確実でスムーズです。スミマセン。

さて、というわけで今日はよくあるお問い合わせに関するオハナシ。



世の中には情報が氾濫しています。
「漆喰」についてgoogleで調べる

スマートホンの普及も片棒を担いで、
誰もがインターネットなどで多くの情報が入手できるようになってから、
逆に「どの情報が正しいのか?」…大変お困りの方が多いですね。

なので、普段オハナシにうかがうセミナーでも、
それらの相談の多いものを中心に説明しています。

ただ、相変わらず…相談の中で最も答えに窮するのは

 「良い漆喰ってどんなものですか?」

という難しい質問。

「漆喰」というモノに求められている性能は、
呼吸・吸放湿・防火・防カビといったところでしょうね。

ところが、それは「消石灰」が主原料である限り備わる機能なのです。


漆喰に添加されるモノが阻害しない限り、それなりに機能します。

 「じゃあ、なんでも同じなの?」

と訊かれそうですね。 
ちがいます。ナンデモ同じじゃないんです。
  • ちゃんとした漆喰
  • それなりの漆喰
  • 漆喰とは名ばかりのもの
などなどがあるんです。

というのを文字であらわすのは大変難しいこと。
オハナシするとしても、まさかその製品を名指しで評価することも出来ません。
…なので、答えに窮するわけです。


そこでいつも紹介しているのが
日本漆喰協会が自主基準として定めた「化学物質放散基準」。

建材の安全の目安に使われているF☆☆☆☆ですが、
これも各業界団体の自主表示によるものが多いんです。

日本漆喰協会の認定は、
それらよりもはるかに安全な基準に基づいて行われています。

なおかつ、それぞれの材のほとんどが
外部機関で分析試験されているんです。


建築材料…「分析試験が当たり前」だと思っている方が多いのですが
…それも皆さんの非・常識。

驚くほど少ないですよ。
公開されているデータも、
 何と比較して安全なのか?
 それが本来評価に値する試験なのか?
良くわからない数値が書かれているものが多いです。

住まいに「安全な材料」を使いたいのは「安心」が欲しいからですね?!
でも知らぬが仏…ということも多いんですよ。