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もともと住まいは「何度も使える素材」で作るものでしたね?!

ちょっとしたお話の機会に話題にさせていただくのが、
建築の「築」の文字について。



「築という字は『竹・土・瓦・木』の4文字に分解できる」
との薀蓄(うんちく)がありますね。

同様に、4つの素材があれば家が出来るのです。

竹で編んだ小舞に土を塗りつければ壁の完成。

土の上から漆喰を塗るか塗らないか…ということですが、
もともと漆喰は高級な素材。

昔の住まいは土壁か板壁が主流だったわけです。


ご覧のとおり、それぞれの素材に分けられますね。
(紙もありますけど…)



さて、ここで問題。
この文字はなんと読むでしょうか?





…「がれき」ですね。

ではその意味は? 


こんな姿を想像した方…ちょっと違います。

 「瓦礫」の「礫」は小石の意味。

先ほどの家の写真をもう一度見てください。

昔から伝わる家を解体して残るのは?

そうです。
ほとんどの素材が再利用できる素材なんです。

割れた瓦と小石だけが残る。それを「瓦礫」と呼んだのです。

だから今、我々がガレキと呼んでいるのは間違った姿なんです。

再利用できない住まいを建て、
すべてをゴミにしてしまうコトを当たり前に思っていませんか?

そんな行為が行われているのは、人類の長い歴史の中でほんの100年程度。

もともとの私たちの生活は
すべての素材を循環させることを前提に進められてきたはずです。