「漆喰のオハナシ」 おさらいその13

2015/01/05

おさらい

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昨日は「シロウトに漆喰は難しいですよ」というお話。
そして、今日のおさらいはDIYに挑戦!!というお話。

果たして簡単に出来るのか?
おさらいです。



「私の部屋も漆喰にした~い」
「出来ることなら自分で塗りたい」

と相談をいただきます。

…結論から言えば「難しい」です。


正確にいえば、昔ながらの漆喰にすることが難しい。

こんな感じに今のお部屋の壁紙の上からシュッと塗れば…と思っていませんか?


「昔ながら」の漆喰は残念ながらビニルクロスなどにはくっつかないのです。


じゃあ、くっつくようにシーラーを塗ったら?という相談もあります。

 シーラーとは簡単にいえば接着補助の薄い塗料。
 下地と上から塗るものの接着の仲立ちをしてくれます。

ここで問題が発生。
 くっついたとしても今度は漆喰が引き締まるチカラで
 壁紙を浮かせて壁中にひび割れが出来てしまうことが多いのです。

だからまずは壁紙を剥がす。

そして次の問題
 壁紙と同様、こんどは塗った壁板がたわむことがあります。
 なので、場合によっては壁板の張り直しの大工工事まで必要に…

さらにココまでの問題がクリアできたとしても「最終関門」。
 漆喰は素人が簡単に塗れる材料ではないのです。

…ね?! 難しい。


ところが、全くそういった心配なしに、しかも簡単に塗れる漆喰があります。

 DIY向けに塗りやすく、くっつきやすく、取り扱いやすい製品。

残念ながら昔ながらのモノとは異なり、いろいろと配合がなされている商品もあります。
しかし、考えてみてください。

当然、現在のビニルクロスよりも健康に配慮した「壁」を手に入れることが出来ます。

比較的手軽に「漆喰」。
もしも気にいったなら、次回のリフォームでは専門の左官職人さんに頼んで
本格的な漆喰を仕上げてもらえばいいのです。

だから、今回は体験版。 そう考えれば納得できませんか?


それでも、今現在よりも快適な住空間となることは間違いないと思いますよ。