改めて、瓦礫について考えましょう。

2014/09/12

よもやま

t f B! P L
問題です。なんと読むでしょうか?



 …「がれき」ですね。

東日本大震災から3年半。
福島県浪江町の震災瓦礫の撤去作業が始まったニュースをご覧になった方も多いでしょう。
がれきの山
がれきの山 / yoppy


でもその本来の意味をご存知の方はなかなかいらっしゃらないんです。

ではその意味は? 


こんな姿を想像した方…ちょっと違います。

 「瓦礫」の「礫」は小石の意味。

この写真を見てください。この家を解体して残るのは?


そうです。ほとんどの素材が再利用できる素材なんです。
割れた瓦と小石だけが残る。それを「瓦礫」と呼んだのです。

だから今、我々がガレキと呼んでいるのは間違った姿なんです。

再利用できない住まいを建て、すべてをゴミにしてしまうコトを当たり前に思っていませんか?
そんな行為が行われているのは、人類の長い歴史の中でほんの100年程度。もともとの私たちの生活はすべての素材を循環させることを前提に進められてきたはずです。

瓦礫とガレキ。いろいろと考えさせられることが多いですね。