本当の「漆喰の色」は?

2014/09/13

おさらい

t f B! P L
漆喰って真っ白だと思っていませんか?
 

だとすれば、それは誤った常識です。

 漆喰の正しい色は最終的には「石灰の色」。

「最終的に」とわざわざ付けた理由は、その他の色が失われるから。たとえば、ワラと石灰で作った土佐漆喰やムチ。 当然、ワラの色が混入しています。ご覧の通り、キレイな黄色ですね。

これが徐々に薄れていき、白くなります。


下の写真は土佐漆喰。 これも、元々は薄黄色であったものです。


本漆喰の場合は、海藻の黄色や赤色が加わります。
なので出来上がった漆喰にはうっすら色が付いています。

逆に、純白なのに「天然100%」なんて書いていたら?
疑ったほうが良いかもしれません。天然の原料には少なからず色がついています。

漆喰として塗った後、数か月~1年以上をかけて、色が薄れ 最後は石灰の色になります。加えて、海藻を使っていれば強烈な臭いがしますよ。

施工当初に無臭の漆喰などありえません。

もし、臭いが無ければそれは…マガイモノなのかもしれませんね。