暑いからこそ…沖縄の漆喰が見たい

2013/07/26

伝統素材

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北海道出張を終え、暑い九州へ帰ってきました。 

最高気温はさほど変わらないのですが、朝夕の気温や湿度が全然違いますね。

北海道の夏の過ごしやすさを体験できたこと、良かったと思っております。

 

が、暑い九州(笑)

ここまで暑いなら、いっそのこともっと暑い沖縄に…。

と言いたいところですが、実際のところ、そこまで暑くないですね。

 

だったら避暑に沖縄?

 

というわけで今日も琉球漆喰。

これまで何度もオハナシしてきましたが…

また改めてその魅力について語らせていただきます。


 

救急漆喰は琉球という言葉通り、

琉球王国の昔から現在に至る歴史をもつ、沖縄県でのみ造られている漆喰です。

 

で、まずは皆さんの「沖縄」のイメージから。

やっぱり、こんなカンジでしょうか?

 

それともこんなカンジ。

 

沖縄独特の古民家の姿です。

壁が最小限しか見られない開放的な住宅ですが、

屋根にはしっかりと赤い瓦がのせられ互いに漆喰でがっしりと固められています。

 

その漆喰こそが琉球漆喰。

民家から首里城のような文化財まで、同じ赤瓦と漆喰。

それが沖縄の伝統建築様式です。

 

赤と白のコントラスト。そして整然とならぶ瓦と漆喰。

屋根にここまで息をのむような美しさを感じることはあまりありません。

 

そして違った魅力を与えてくれるのがシーサー。

 

沖縄の建物の屋根には欠かせない守り神です。

さて、このシーサー、沖縄県内のお土産物屋さんで見られるのは

赤い素焼きか彩色された陶器のものです。

 

ところが、もともとは上の写真のように、

瓦工事の職人さんが瓦の破片と漆喰で造っていたのです。

「味」があるわけですね。

 

そして、「シーサー」は獅子(しし)がなまったものと言われています。

神社の狛犬(こまいぬ)などと同様、魔を祓う役割を持っています。

だから、家の高いところから家の入口にむかって置かれているわけです。