今日のおさらいは憧れのリフォーム。
せっかくリフォームするなら漆喰の塗り壁にしたい!と…
実際、ワタシの漆喰に関するページの閲覧数や相談メールの中でもDIYについてのものが多くを占めているんです。
果たして簡単に出来るのか?
おさらいです。
「私の部屋も漆喰にした~い」
「出来ることなら自分で塗りたい」
と相談をいただきます。
…結論から言えば「難しい」です。
正確にいえば、昔ながらの漆喰にすることが難しい。
こんな感じに今のお部屋の壁紙の上からシュッと塗れば…と思っていませんか?
「昔ながら」の漆喰は残念ながらビニルクロスなどにはくっつかないのです。
じゃあ、くっつくようにシーラーを塗ったら?という相談もあります。
シーラーとは簡単にいえば接着補助の薄い塗料。
下地と上から塗るものの接着の仲立ちをしてくれます。
ここで問題が発生。
くっついたとしても今度は漆喰が引き締まるチカラで
壁紙を浮かせて壁中にひび割れが出来てしまうことが多いのです。
だからまずは壁紙を剥がす。
そして次の問題。
壁紙と同様、こんどは塗った壁板がたわむことがあります。
なので、場合によっては壁板の張り直しの大工工事まで必要に…
さらにココまでの問題がクリアできたとしても「最終関門」。
漆喰は素人が簡単に塗れる材料ではないのです。
…ね?! 難しい。
ところが、全くそういった心配なしに、しかも簡単に塗れる漆喰があります。
DIY向けに塗りやすく、くっつきやすく、取り扱いやすい製品。
残念ながら昔ながらのモノとは異なり、いろいろと配合がなされている商品もあります。
しかし、考えてみてください。
当然、現在のビニルクロスよりも健康に配慮した「壁」を手に入れることが出来ます。
比較的手軽に「漆喰」。
もしも気にいったなら、次回のリフォームでは専門の左官職人さんに頼んで
本格的な漆喰を仕上げてもらえばいいのです。
だから、今回は体験版。 そう考えれば納得できませんか?
それでも、今現在よりも快適な住空間となることは間違いないと思いますよ。