漆喰の色って?

2012/09/13

おさらい

t f B! P L

漆喰って真っ白だと思っていませんか?

 

 

だとすれば、それは誤った常識です。

漆喰の正しい色は最終的に石灰の色。

 

「最終的に」とわざわざ付けた理由は、その他の色が失われるから。たとえば、ワラと石灰で作った土佐漆喰やムチ。 当然、ワラの色が混入しています。ご覧の通り、キレイな黄色です。

 

これが徐々に薄れていき、白くなります。

 

下の写真は土佐漆喰。 これも、元々は薄黄色であったものです。

 

本漆喰の場合は、海藻の黄色や赤色が加わります。なので出来上がった漆喰にはうっすら色が付いています。

 

逆に、純白なのに「天然100%」なんて書いていたら?

 

疑ったほうが良いかもしれません。天然の原料には少なからず色がついています。 漆喰として塗った後、数か月~1年以上をかけて、色が薄れ 最後は石灰の色になります。

加えて、海藻を使っていれば強烈な臭いがしますよ。 施工当初に無臭の漆喰などありえません。 もし、臭いが無ければそれは…

マガイモノでしょうね。