さて、問題です。なんと読むでしょうか?
…「がれき」ですね。
ではその意味は?
こんな姿を想像した方…ちょっと違います。
この写真を見てください。この家を解体して残るのは?
そうです。ほとんどの素材が再利用できる素材なんです。
割れた瓦と小石だけが残る。それを「瓦礫」と呼んだのです。
だから今、我々がガレキと呼んでいるのは間違った姿なんです。
再利用できない住まいを建て、すべてをゴミにしてしまうコトを当たり前に思っていませんか?
そんな行為が行われているのは、人類の長い歴史の中でほんの100年程度。もともとの私たちの生活はすべての素材を循環させることを前提に進められてきたはずです。
残念ながら震災によって太平洋上へ流れ出てしまったガレキは約500万トン。その約3割である150万トンが沈まずに漂流し、それらが世界各地に流れ着き新たな問題となっているんです。
瓦礫とガレキ。そして世界で起きている問題。いろいろと考えさせられることが多いですね。