岡山県高梁市立吹屋小学校。
我が国で残された最古の木造校舎でした。
吹屋小学校 fukiya primary school / puffyjet
建てられたのは1909年。
実に103年にわたり現役の「校舎」として使われてきました。
先日の3月20日の卒業式が最後となったそうです…ちょっと残念。
が、廃校の理由は老朽化ではなく児童の減少によるもの。
よく「木造でそんなに長持ちするの?」と言われますが、持つんです。
現存最古の木造建築とされる奈良の法隆寺なぞ100年どころか1000年を越えて。
しっかりとした木は虫食いや腐朽菌の影響さえなければ
その耐久性は100年なんて余裕なんです。
樹齢100年のヒノキ、実際に一番強くなるのは切られてから100年後だといいます。
だから、校舎に使われている木材も今が一番強いのかもしれませんね。
楽器もしっかりしたものはわざわざ古い木を使って作られるんです。
校舎はこれからが現役。
観光施設として残されるのでしょうか?
で、あればしっかりと残していってもらいたいですね。