ちょっと高いかも知れないけど、頼めば「何とかなる」と思っていませんか?
工務店さんに頼めば、それなりの腕利きの左官さんが来て
「任せておけ」とガッと塗ってくれる。
残念ながら、違うんです。
「左官」という職種があるのですが
その全ての方が漆喰を塗れるとは限らないのです。
と、言っても信じられないかもしれませんね。
実際、漆喰は日ごろの経験と勘所が必要な素材。
カラダで覚える、肌で感じるといった、化石的素材なのかもしれません。
が、だからこそ真価を発揮する素材。
ちゃんとした材料をちゃんとした職人さんが塗れば、
その効果は期待以上のモノになります。
ただ、そんな職人さんの活躍の場が少なくなっていることが問題。
どれだけ腕を磨くにも、塗る場所がなければダメな話なのです。
…と本日、そんな場所を提供していただける建築に会いました。
関東のとある会社さんの新社屋兼ショールーム。
外見は普通の木造2階建てに見えますが…
中に入るとズド~ンと木材が。
この木材に「負けない」素材って何でしょう?
大半の方が、昔から伝わってきた「土」や「漆喰」を連想すると思います。
それが私たちの「心の中」にある美意識。
1年目であろうが、100年後であろうが変わらない美しさ。
それを美しいと感じられる「コト」を失いたくありません。
これだけの「挑戦」。
心から応援したいと思います。
あたりまえだった我が国の「住まい」をあえて表現しようとする試み。
当然ながら、漆喰を使う予定だそうです。
嬉しいことですね。
今回訪問した会社さんは
栃木県那須塩原市のUDホームさん。
家づくりの様子はコチラで見ていただけます。
http://ameblo.jp/nasuhome-udhome/