普通に暮らせば気持ちいい

2021/04/06

よもやま

t f B! P L
4月からの新生活、新居に引っ越した方も多いのではないでしょうか?

新築するなら木と漆喰の家?
素材にこだわった自然素材の家?
 

と、いうわけで今日はまだまだ「流行」している「漆喰と木の家」についておさらい。


何度も紹介しております“よくある「問い合わせ」”…

 「健康に配慮された漆喰とはどんなものですか?」と聞かれます。

ですが…

 漆喰を塗った家に住んでいるからといって
 健康になるわけではない

と、何度も繰り返し云わせていただきます。

現在、木と漆喰の家がブームです。 
工務店さんやメーカーさんは次のように説明してくれますね?
漆喰の壁は呼吸して、色々なものを取り込みます。
調湿作用もありますから、結露を防ぎ、カビの繁殖も防げます。
静電気を帯びにくいので、ホコリが付きにくく、アトピー体質の方に最適な環境に。

イイことばかりです。

ですが、ちゃーんと考えてください。
漆喰の家に住めば、何もしなくてもよいというわけではないのです。



“メンテナンスフリー”という言葉、心惹かれますよね?

 でも、日本伝統の素材は、手入れしてナンボなんです。

お部屋の掃除、ほとんどの方は掃除機を使っていますね?

かつて箒(ほうき)しかなかった時代、畳の上を掃く時にはお茶っ葉の出がらしを撒いて、ホコリが舞わぬように、絡め取りながら掃除が行われていたものでした。


木の床や柱は日々磨かねば光りません。
ワックスやニスなどは使わず、米ぬかや米の研ぎ汁で磨かれていました。


壁が漆喰でも、ちゃんと換気して、部屋の掃除を行わなければ何の意味もありません。伝統素材は基本的には静電気を帯びにくい素材が多いので、かえってホコリが舞いやすいのです。何もしなければ、アレルギーに悩んでいる方は、かえって症状がひどくなってしまいます。

 あたりまえのことをして、さらに気持ちいい家

になるのが「木と漆喰の家」なのです。

 木や漆喰などの良いところばかりを見ていませんか? 
 お掃除してますか?
 昼寝ばかりしていませんか?


結構忘れている方、多いですよね。