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夏もDIY?! ちょっと暑いかな。

そろそろオトナも夏休みの準備。DIYで漆喰を塗りたい方が多いようですね。
夏の休暇を前にして「DIY」と「漆喰」というキーワードでのサイト検索が増えているようです。

と、いうわけでDIYについてのおさらい。


「自分で簡単に塗る方法は無いですか?」とよく訊かれます。

 あります。簡単ですよ。
 ― 「綺麗に塗らないこと」です。

要するにただべたべたと塗りつけるだけ。
そう。塗るだけならば「誰でも」塗れるのです。

違いますよね?キレイに塗りたいんですよね??

では、菓子職人であるパティシエさん。一人前になるためには、しっかりと修行をし、腕を磨き…そんな姿がテレビなどでも観ることが出来ますよね?

プロの左官職人さんも同じこと。たゆまぬ研究と努力で、様々な左官材料の仕上げ方法を習得されていますし、当然、日夜磨き続けた高度な技術が要求される仕事もあります。

そして「漆喰」も、左官さんであれば誰でも大丈夫!ではないのです。

当然、DIYでそんな職人さん達と同じコトが「ぶっつけ本番」で出来るわけがないですよね。

 ― だって鏝(こて)ですら持ったことないでしょう?

漆喰を塗るなら、その使い方からマスターせねばなりません。

実際、左官さんの中でも

漆喰をしっかりと塗ることができる職人さんと、そうでない職人さんがいるのです。

それだけ難しいからこそ受け継がれてきた技術。
もっともオーソドックスな漆喰の仕上がりは「平滑で艶消しの押さえ仕上げ」。
正直、それはあきらめていただくほかありません。
修練とカンが必要となりますから、独学でどうにかなるものでもありません。

さらに、漆喰という素材は

 ペンキのようにただ「平らに塗れば終わり」ではありません。
 キレイに塗り伸ばしたからキレイに仕上がるものでもないのです。

手順を踏んで塗り重ねていく中で、乾燥の塩梅を見計らいながら。
塗りあがった後もその乾燥の様子を見守ってやる。

とにもかくにも手のかかる素材なのです。

漆喰に限らず、ぶっつけ本番で出来るほど、日本の伝統素材は甘くありません。

ただ、近年DIY用の漆喰というものも販売されています。
多少の樹脂などの添加剤が含まれている場合がありますが、それなりに良いものですよ。

 「どうしても自分のチカラだけで!」とおっしゃる方はそちらを。

素材にこだわる方は左官さんにお仕事をお願いしながら

 「どこか自分でも塗ってみたい」

とワガママを言ってみるのも良いかもしれません。

お手伝いしながら、とてもキビシイ指導を受けながら、自分で仕上げた壁。
それでも納得できるものになると思います。