身の回りに「麻」 …いませんか?

2015/09/20

よもやま

t f B! P L
全国には変わったお名前の方がいらっしゃいますね。
住んでいる土地の特徴を表したものや、
産業がそのまま苗字になってしまったものなど、

大変興味深いオナマエがある中で注目したいのが「麻」。

漆喰には麻が不可欠ですから。



と、いうわけで「麻」がつく苗字、身近に沢山いらっしゃいませんか?

 麻生(あそう)
 麻植(おえ)
 麻田(あさだ)
 麻原(あさはら)
 宅麻(たくま)
 麻布(あざぶ)

なんとなく、由来は分かりますね?
地名と同様、苗字も住んでいた地域や職業によって付けられたといいます。

ということは、麻がつくオナマエが多いのは、
我が国のあちこちで、普通に麻が栽培されていたということです。

でも、今では栽培は禁止されています。
いわゆる「大麻取締法」というやつです。


ということは、取締りが始まる前の昔は…麻生さんが大麻を栽培して、麻薬として?


いえいえ、ちゃんとした農作物として栽培していたんです。
立派な商業作物だったんですよ。

現在では大麻を栽培している地域は国内でも数か所。
その他、苧麻や綱麻も数か所だけです。

とても身近だったはずのものが、とても遠くに行ってしまったわけです。

現代で麻が多いのはお名前だけですね。

麻子、麻美、麻奈、麻友、麻里子などなど、麻がついた女の子。
麻のようにシューッと真っ直ぐに育って欲しいという願いからでしょうか?