漆喰の講演をさせていただいた、札幌市にある北海道開拓の村。
北海道の開拓の歴史を建物で学ぶことが出来ます。
コチラは1919年に建てられた浦河支庁舎。
洋風の木造建築、浪漫を感じる方も多いのではないでしょうか?

この時代、まだまだセメントは高価な頃。
内部は、当然漆喰なのです。

大きな広間も、ご覧のとおり漆喰。

長い廊下も漆喰。
で、漆喰の下はどうなっているのでしょう?
洋館ならレンガ造を想像する方も多いことでしょうが…コチラは木造。

「木ずり」というものです。
漆喰をはがすとこういった木の板が出てきます。
土壁の下地でも、ボードでも、モルタルでもなく木の下地。
文明が開化した日本の洋風建築で数多く用いられた伝統工法なんです。

詳しくは書けませんが
北海道でまた一つ、新たな学びがありました。
建物、そして開拓の歴史を学びたい方は
北海道開拓の村へ。 http://www.kaitaku.or.jp/