乾燥の季節。 健康管理は空調管理から。 漆喰も無垢の木も管理しないと無駄ですよ。

2014/11/30

よもやま

t f B! P L
もう明日から師走ですね。冬も本格化。

お肌もカサカサ。喉がイガラっぽい時もありますよね。
これから乾燥した日が続きますから、火の元には十分注意してください。

今年は早めにインフルエンザが流行しはじめているようですね。
空気が乾くと粘膜などがカラカラになって傷むだけでなく、風邪のウイルスも元気なので、風邪をひきやすくなります。ご注意ください。

さて、今日は「空調管理=健康管理」というわけで住まいと湿度の関係についてのオハナシです。


「健康に良い」とされる木と漆喰の家。
快適な理由の一つは機械的にではなく、住まい自体が湿度のコントロールをしてくれるところです。

有名な話では、一般的な木造住宅ではドラム缶2本(400リットル)、1本の柱は1年間に牛乳ビン3本(0.6リットル)程度の水分を吸放湿する。といわれています。


分かりやすく言えば、部屋内の湿気が多いときには吸収し、逆に乾燥している時には放出してくれるんです。 空気中の湿気を吸収するだけじゃないんですね。当然、加湿器から出る水分も住まいの様々なモノに吸収されるわけです。

実は、この時期特有の相談があるんです。
それは「加湿しても部屋の湿度が上がらない」という件…。

どっぷり加湿中の某社。写真お借りします。

漆喰が使われていれば、さらに「住まいの吸放湿量」は上がりますし、空気だけでなく素材自身も乾燥しきっている時には、特に湿度が上がりにくくなります。まずは家が水分を吸い取ってしまうんです。

だからこそ、木と漆喰の住まいでは、風邪ウイルスを防ぐためにしっかり加湿。大切なことです。

ちなみに、壁や柱に吸い込まれた水分は、部屋内がそれらの素材よりも乾燥していれば、おのずと吐き出すんです。だから、ちゃんとした木造住宅であれば、やり過ぎ?と思うくらい加湿しても大丈夫なはずなんですね。

昔ながらのストーブ&やかん。チンチンと音を立てながら湯気が立ち上っていましたね?!
それは、ただお湯を沸かすだけじゃなかったんです。暖房と加湿。理にかなったものだったんですね。 


また、エアコンを使っているのであれば、加湿器の使用が常識になりましたね。
加湿がうまくいかない原因には加湿器の位置も考えられます。置き場所を検討してみましょう。 
邪魔にならない場所に置くのではなく、空気の対流に合わせた場所にするだけで、効果は格段に違うそうです。

また、加湿器も使い方を間違うと、かえってカラダに悪いそうですよ。
それについてはコチラでガッテンしてくださいね。
NHK「ためしてガッテン」 http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20100106.html