というわけで、色漆喰のお話。
一番ポピュラーなのは黒漆喰。商家や蔵の扉などでよく目にすることができます。
さらに、地域によってはうすたまご色の漆喰もあります。
その他、赤や灰色など、様々な色が着けられているんです。
では、この漆喰ってどうやって造られているんでしょうか?
漆喰というからには当然、消石灰が使われています。
これに海藻のりと麻すさを加えると…漆喰です。
色漆喰はこれにさらに顔料を加えるんです。(図の一番下です)
すると色のついた漆喰の出来上がり。顔料として、鉱物や色土が使われますね。
自然な素材を使えば、自然な風合いで仕上がります。
最近建てられた大きな建物でも使われていますよ。
京都・知恩院さんの和順会館。白土を入れることで「柔らかい白」に仕上がっています。
どうでしょう?色だけでも素材の世界は奥が深い…。
私も学ぶことが山積みです。