そのほとんどは石灰岩が採れる鉱山から造られたものですが…

その石灰岩ってもともとは海の生き物の化石なんです。
ってことは、海に行けば原料が採れるの???
正解。
石灰岩は炭酸カルシウム。貝がらがまさに同じ成分です。
ニッポン人は貝が好き。
焼き大あさり (grilled Japanese littleneck Manila clam) / norio_nomura
スーパーの鮮魚コーナーには、いつも貝類が並んでいます。
現在しっかりとした定義があるわけではないのですが
漆喰とは
水で練られた消石灰(水酸化カルシウム)が
炭酸ガス(CO2)と反応して硬化するもの
と考えられています。
実際に貝殻を焼けば酸化カルシウムとなります。
それが水と反応すれば立派に消石灰になるんです。
現在でも文化財の修復などに「貝灰」が使われているんですが…
「じやあ、自分で作れるかな?」と思った方、残念。
貝殻でも焼成には800℃近くの熱が必要です。ご自宅のオーブンでは難しいですね。