「漆喰の住まいだから、換気しなくてもいい」ということではないんです。

2014/06/03

よもやま

t f B! P L
九州もとうとう梅雨入り。
これからしばらく、ジメジメ、ムシっとした夏日と梅雨寒の繰り返しですね。



ちょっとお出かけ。

外から帰ってきて
 「ああ、忘れてた。風呂場のタイルにカビが…」

なんてことが起きるシーズン到来です。


気をつけてはいるんですが、この時期、水気の多い場所ではカビが生えてしまいますね。
さて、さらにカビの原因として気をつけなきゃならないのが窓ガラスの結露。
 

結露というものを粗っぽく説明すれば…
 部屋の内外で温度や湿度が異なることで水蒸気が水滴となり
…というカンジですが、

乾燥した時期であればソコソコの湿度が健康維持のために必要となりますね。
ただし、それが過剰すぎたり、発生すべきではない場所に発生することが、問題を引き起こすわけです。 

今の時期ならちょっとした晴れ間を狙って、窓だけでなく収納の戸も開けて、出来るだけ換気ですね。効率よく風が抜けるように窓を開けましょう。
住まいに漆喰を使っている場合には、壁が吸収した余計な水分も除湿されていきますよ。


漆喰を塗れば壁面が湿気を吸って、コントロールしてくれますが、残念ながらその役割を漆喰だけに押し付けてはダメです。

 漆喰が塗られる環境、建物の構造などに加えて「住まいかた」も必要です。

それらをしっかりと考えた住まいづくりを行わねばなりませんね。