昔の住宅は左官の仕事ばかりだったというオハナシ。

2014/02/16

よもやま

t f B! P L
関西在住、関西生まれの方なら分かるでしょうけれど「文化住宅」という言葉。
ごくたま~にニュースに出て来るコトバ。

言葉の意味が分からなければ、オハナシの意味もわかりませんよね。
全国的にはもう既に死語と言える「文化住宅って何?」というオハナシです。

あ、繰り返すのは…誰かが使い続ければ「死語」にならないから。
折をみて何度も紹介し続けますよ(笑)



「文化住宅」ってご存知ですか?

近畿一円でしか使われない用語だそうです。また、最近は使われないので近畿圏でも若い方はご存じないことも。

その文化住宅が…コレ。

wikipedia

「ただのアパートじゃない?」と思われた方、正解。

刑事もののドラマなんかによく出てきましたよね?!「あ、お隣さんは引っ越しましたよ」みたいな感じで。

いわゆる高度成長期。
昭和50年代あたりに多く建てられた木造モルタル2階建てのアパート…これを近畿一円では「文化住宅」と呼んでいるんです。ちなみに私が暮らしていたのは昭和40年代ですから、はしりのころですね。

このころのアパート、左官仕事のカタマリだったんです。外壁のモルタル。内壁は繊維壁や砂壁など。漆喰を塗った押入れもあったようですね。ただ、関西地域では阪神淡路大震災の影響もあり、かなり数が少なくなったようです。

が、まだまだ全国に数多く残されているのがこれらの「木造アパート」。
まだまだ住んでいらっしゃる方も多いですよね。