脱法ハーブを乱用したフトドキモノが起こした車暴走事故のニュースはまだ耳に新しいですね。
脱法だろうが何だろうが、ダメなモンはダメ。
我が国でも年に何人捕まっているのでしょうか?アパートでの大麻を栽培から、大量薬物まで、麻薬犯罪のニュースは枚挙に暇がありません。しかし、それらを助長させるわけにはいきません。大麻・麻薬犯罪が増えれば増えるほど、それと全く関係のない分野にまで及ぶのです。
「大麻」は麻(あさ)です。
麻といわれると大変身近なものに感じますよね?
事実、我が国ではその茎の繊維を加工して様々な使い方をしてきました。
神聖なものとして神社の大幣(おおぬさ)にも使われていますし、水に強い繊維として魚網にも使われていました。
大幣(おおぬさ)。大麻と書いて「おおぬさ」とも読みます。
そして、身近な伝統素材では和紙に漉き込む麻も、漆喰の麻すさも、我が国にあった麻…大麻だったのです。
漆喰に使う麻すさ
大麻の樹皮の繊維を原料とした麻すさは最高級のものとされ、現在もごくごくわずかながら、文化財などで用いられています。
ただ、現在の我が国ではその栽培は制限されているのはご承知の通り。マボロシに近い素材でもあります。
しかし、私は「文化のために栽培を増やすべきだ」とは考えていません。
ただ、頻発するする犯罪のために、わずかなものまでが制限されるような事態になったら…。
それだけは避けねばならないコトですよね?
だから、ダメ。ゼッタイ。
もし身の回りに見つけたら…すぐに届け出ましょうね。
それが本人のためにも周りの人のためにもなるんですから。