でんでん協会こと、伝統素材伝承支援協会。当協会の会員の会は、大分県古民家再生協会の会員さんと協同で「大分県古民家鑑定士の会」を組織しています。
と、いう「古民家鑑定士」。その認知がまだまだされていませんね。
なので今日は古民家鑑定士について改めてご紹介。
「古民家鑑定士」という資格があります。厚生労働省認可 財団法人職業技能振興会が認定する、公的資格です。
古民家鑑定士とは、その名称通り、
「古い民家の保存、活用、再利用を目的に、建築的見地および環境保全の見地に立ち、専門的な知識と技術を用いて、お客様に適切なアドバイス」を行ないます。
その重要な活動の一つに「古民家鑑定」があるわけです。
周辺環境、建物としての傷み具合、使われている資財などなど、様々なチェックを行います。
鑑定を行った後日、改めて「鑑定書」が提示されます。
鑑定書は現在の建物の診断書として考えてください。
さらに文化的価値や耐久性などをもとにした価格も提示されます。(あくまでも価値です。流通価格ではありません。)不動産鑑定とは異なり、古く長く大切にしてきたことで生まれていく価値。「だから大切にしてね」という価値を提示しているのです。
古民家鑑定についてもっと詳しく知りたい方は
古民家鑑定公式サイト http://www.kominkapro.org/
鑑定の概要、鑑定依頼、資格の取得などについて案内されています。
そして「鑑定」以上に大切にしていることは、文化を未来へとつないでいくこと。未来の子供たちのために…出来ることを続けることです。