漆喰をDIYで塗るなら「選ぶ」ところから考えてほしい

2013/11/08

DIY

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インターネットで漆喰について書かれているサイトは沢山ありますが、書く側ではなく「探している側」の気持ちになって調べてみますと…実は「DIY 漆喰」の組み合わせがインターネットの検索上位にあることに気づきます。


そうなんです。
「自分で漆喰を塗ってみたいのですが…」という相談がかなり多いんです。

実際に検索サイトで「漆喰 DIY」で検索してみましょう。 → Googleで検索する
すると様々な情報が出てきますが…困るのは、
  • 手軽に塗れそうなDIY用の漆喰
  • プロ向け建材店で売られているプロ用漆喰
これらの漆喰、何が違うの?ということです。

では、今日はその説明を。


まずは手軽に塗れるDIY専用漆喰。通販だけでなくホームセンターなどでも簡単に入手出来ますね。
日本プラスターさん、画像借りますよ

手軽に塗れるように、練った漆喰のペーストが容器に入れられています。DIYのために作られている漆喰製品ですから、器用な方ならうま~く塗れるはずです。ちょっとお値段が張りますが、それは「楽」のため。だから「楽しく」塗れるはずですよ。

さらに作業が簡単になるように、ペンキのように塗れる「漆喰塗料」というものもあります。
薬仙さん、画像借ります

「塗料」として塗れるように作られていますので、ローラーや刷毛などをつかって塗ることが可能です。慣れないコテを持つよりも…という方に。

そして最後にオーソドックスな主に左官職人さんが使っている「漆喰」。
丸京さん、画像借ります

基本的に「粉」で売られていますので、まずは水を加えて練ることから。つまり材料作りから始まります。だから漆喰を練るための道具も必要ですね。さらに「誰でも塗れる」ことには全く配慮されていませんから、初めて塗ってキレイに仕上げられるシロモノではありません。
「だからこそ!」とチャレンジしている方が多いのも事実です。
  

そして、漆喰を望む方が何より一番気にしていること

 それは「健康に良い」素材であること。

市販されている漆喰製品、少なからず何かが添加されていることは先日ご説明した通りです。その中でも安心して使えるものを選びたいですよね?!


その判断の方法の一つが日本漆喰協会の化学物質放散自主認定制度。建築材料に付けられているF☆☆☆☆(フォースター)よりもさらに厳しい基準を課し、試験結果に基づいて合格マークが発行されています。


言ってみればF☆☆☆☆は「化学物質の放散量が規定値以内」である証。
日本漆喰協会の合格マークは「それ自体の含有量が極めて少ない」ことの証なのです。

現状、国内の漆喰の安全性に表示される唯一の基準ですから「規定値以内」のものを選ぶのか、「極めて少ない」ものを選ぶのか、判断基準になりますね。

なお、でんでん協会では
コレがオススメですよ!というような「材料を指定した推奨」は行っていません。

…公平にお答えしております。はい。