第7回読売あをによし賞

2013/05/30

伝統素材

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「読売あをによし賞」という賞をご存知ですか?
かけがえのない文化遺産を優れた技などを駆使して最前線の現場で守り伝え、特に卓越した業績を挙げた人たちを顕彰する…賞です。

名前の通り、読売新聞社さんの主催で、今年で第7回をむかえました。
毎年、その目的通り最前線の方々が顕彰されています。



第7回(2013年)は
本 賞 城郭石垣修理 栗田純司さん
奨励賞 金銀糸制作 鳥原雄治さん
特別賞 住友財団
以上の方々が表彰されました。
おめでとうございます。

これまでの受賞者の方々も大変素晴らしい方々です。

第1回(2007年)
本 賞 財団法人文化財虫害研究所
奨励賞 模写制作家 富沢千砂子、加藤純子氏

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第2回(2008年)
本 賞 茅葺き棟梁 隅田隆蔵さん
奨励賞 和紙技術研究者 大川昭典さん
特別賞 中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所

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第3回(2009年)
本 賞 鍛冶 白鷹幸伯さん
奨励賞 本藍染 森義男さん
特別賞 一般社団法人 国宝修理装?(こう)師連盟

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第4回(2010年)
本 賞 絵画修復家 山領まり氏
奨励賞 壁?(すさ)製造 北野一成氏
特別賞 財団法人元興寺文化財研究所

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第5回(2011年)
本 賞 甲冑修理師 小澤 正実氏
奨励賞 奈良教育大准教授 大山 明彦氏
特別賞 日本うるし掻き技術保存会

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第6回(2012年)
本 賞 手漉和紙用具製作 山本忠義氏
奨励賞 天然記念物の桜の管理 黒坂登氏
特別賞 財団法人美術院

とにかく、文化財をはじめとした我が国のタカラの保存、そして継承されてきた技術に不可欠な素材の製造など、私たちの文化を残していくために、人知れず努力されている方々が毎年顕彰されています。素晴らしい賞ですね。

受賞された方々の活動についてはそれぞれの回のリンクをご覧ください。

漆喰に不可欠な素材でいえば昨年第4回では壁?(すさ)製造の北野氏。

そうなんです。?(すさ)がないと漆喰も土壁も出来ないんです。
とても大切な、「かけがえのない」モノなのです。