古材と漆喰。 新しい「住まい」です。

2013/05/29

伝統素材

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お仕事柄、「住まい」を見ることが数多くあります。

 

当然ながら漆喰が塗られたお住まいが多いわけですが…増えてきましたよ。古材を使った新しい「住まい」。

 


 

「古材」がフルザイと呼ばれたのは昔のこと。

今は建築関係のほとんどの方が「コザイ」と読むようになりました。

 

では「古材」とはどんなものか??

簡単にいえば古い材木のことなのです。

 

古民家などを解体すれば出てくる、古い材木。

現代ではそれらは捨てられるのが「常識」です。

 

ところが、ちょっと昔までは再利用されるのが「常識」だったのです。

私たちの価値観が狂ってしまったわけですね。

 

再利用の常識では、手解きで解体し、使えるものは全て使う。

 

ここで疑問が生まれますね。

 

 古い材木なんて、劣化して弱くなっているんじゃないか?

 

ところが、アナタのその常識は現代の建築に使われている鉄骨やコンクリートのものなんです。

 

たとえば樹齢100年の樹。

切り倒され、製材され、木材となって…最も強くなるのは100年後だといわれているのです。

 

だから、「使えるから使う」だけでなく「良いものだから使う」のです。

 

 

どうでしょう、古材のあるリビング。新築の際、あえて古材を使った住まいです。

とても魅力的に感じませんか?

 

 

そしてこれらも伝統素材。

その伝承をお助けするのも「でんでん協会」の役目の一つなんですよ。