ご存知ですか?「平成の修理」の真っ只中の国宝・姫路城。
前回の大修理から約半世紀、キレイに化粧直しを行っているわけです。
「え?お城って何百年も長持ちするんじゃないの?」と思った方…良い質問です。
そうなんです。持ちますし、持たないんです。
と、いうのも、お城って、写真に見えている部分を言うのではないんです。
普段私たちが「お城」としてイメージしているのはこの部分。
天守閣(てんしゅかく)や櫓(やぐら)など、お城の一部に過ぎないんです。
もともと、お城は戦争の拠点ですから、天然の要害などを利用したりして
石垣や濠で造られた要塞であるわけです。
下は私も大好きな首里城の模型。
沖縄でも、ほら、天守閣などはありませんが、ガッチリ守られています。
ですから、石垣などの部分は…確かに長い年月、昔のままと言えるでしょうね。
が、建物部分はそうはいきません。
特に思いっきり風雨にさらされる天守部分はそうはいきません。
定期的にお手入れが必要なんです。
という姫路城。現在行われている「平成の修理」の前は「昭和の大修理」。
様々な部分が何十年もかけて改修されたのです。
それで見ると、天主部分は50年ぶりくらいですね。
瓦の葺き替えや壁の塗り直しなどがしっかりと行われ、そろそろ仕上がった頃ですよね。
ちなみに工事の様子が公開されているうえ、休日にはイベントもあるようです。
3月2日、3日には漆喰の作業見学と体験会も。
是非見てみたいですよね?
そんな方は天空の白鷺の情報ページを。