古民家鑑定士って…知らない方へ

2012/12/15

おさらい

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出んでん協会こと、伝統素材伝承支援協会。

当協会の会員の会は、大分県古民家再生協会の会員さんと協同で「大分県古民家鑑定士の会」を組織しています。

と、いう「古民家鑑定士」。その認知がまだまだされていませんね。

 

なので今日は古民家鑑定士について改めてご紹介。

 


「古民家鑑定士」という資格があります。

厚生労働省認可 財団法人職業技能振興会が認定する、公的資格です。

 

古民家鑑定士とは、その名称通り、

「古い民家の保存、活用、再利用を目的に、建築的見地および環境保全の見地に立ち、専門的な知識と技術を用いて、お客様に適切なアドバイス」を行ないます。

 

その重要な活動の一つに「古民家鑑定」があるわけです。 

 

 

 

周辺環境、建物としての傷み具合、使われている資財などなど、様々なチェックを行います。

 

鑑定を行った後日、改めて「鑑定書」が提示されます。

現在の建物の診断書として考えてください。

 

さらに文化的価値や耐久性などをもとにした価格も提示されます。

(あくまでも価値です。流通価格ではありません。)

 

不動産鑑定とは異なり、古く長く大切にしてきたことで生まれていく価値。

「だから大切にしてね」という価値を提示しているのです。

 

古民家鑑定についてもっと詳しく知りたい方は

 古民家鑑定公式サイト http://www.kominkapro.org/

 

鑑定の概要、鑑定依頼、資格の取得などについて案内されています。

 

そして「鑑定」以上に大切にしていることは、文化を未来へとつないでいくこと。

未来の子供たちのために…出来ることを続けることです。