昨年9月から1年。現在、奈良・正倉院は改修工事の真っ最中です。
工事のメインは瓦の葺き替えと軒先の補修。
100年ぶりの工事は素屋根(すやね)という、改修する建物をすっぽり覆う施設の中で行われています。
さて、正倉院とは?とおさらい。
天平の時代に作られた倉庫です。校倉造(あぜくらづくり)の代表ともいえる木造建築ですね。
中には聖武天皇や光明皇后ゆかりの宝物からそれ以降に収集された、中国や西域、遠くはペルシャから運ばれてきた様々な珍品が納められていたんです。シルクロードの東の終点は正倉院だとも言われています。
以前、オハナシした「蘭奢待(らんじゃたい)」も、この正倉院に。
まさに我が国の文化財の「宝庫」ですね。
そして今日から3日間。今回は3万6千枚の瓦を下した姿が公開されています。
「私も!」と思った方、残念。
観られるのは事前の申し込みと抽選で選ばれた方々のみ。
まだこれからも、公開が行われるようですから、次回こそ申し込みましょうね。