大水と漆喰の関係

2012/06/19

伝統素材

t f B! P L

いつになく早い台風がやってきています。

 

ワタシの住む九州。

各地で例年いくつかの台風に襲われ被害を受けています。

地元でも降り続ける雨によって土砂崩れなどの災害も起きており、
甚大な水害が起きてしまわないか、合わせて心配しています。


町中に水があふれた時には…

さまざまな場所からイロイロなものが流れ出てしまいますね。

灌漑、排水などの設備が整っていなかった昔、

水害が原因となって病気が行ったといわれています。

 

そんな頃から使われてきたのが石灰。

消石灰を消毒用として散布していたんです。

過去にも発生した動物被害、鳥インフルエンザの際にも
消毒するために大量の消石灰が散布されました。

消石灰が強アルカリ性であることで、それに触れた菌が死んでしまうこと。
そのために消石灰が散布されているのです。

 鳥インフルエンザ防疫と石灰(日本石灰協会)


また、臭いのもととなる物質が石灰に中和されたり、吸収されたりして

悪臭も抑えてくれるんです。

 

だから、そんな消石灰を原料にしている漆喰は健康な環境を…

といいたいところですが、残念な現状があることもご紹介してきましたね。

 

何はともあれ、今回の台風。

甚大な被害を受けられる方が居ないことをお祈り申し上げます。