「地産地消」。
食べ物にとどまらず、住まいづくりにも地産地消。
昔は当たり前のことだったはずですが…
残全ながら現代では大変難しいことなんです。
というわけで、今日は地産地消が出来ない材料、
漆喰の原材料についておさらい。
日本古来の本漆喰は、海藻のりは炊いて作るのが伝統でしたが
原料海藻を加工して粉末化したものを混入して水で練ることで
それが溶け、のりとなるものが主流です。
しかし昔からの漆喰、原料の基本は変わりません。
消石灰 と
麻すさ と
粉末海藻のり
これら3つを混ぜ合わせると基本的な漆喰の出来上がり!
…といいたいところですが、ココからさらに様々なものが添加されます。
今回、それは忘れて…地産地消。
まずは、左官用の石灰を焼いている地域が限られています。
麻すさの原料は…輸入原料ですね。
海藻のりは、海のある土地であればなんとか。
ね?とても難しい。
全ての原材料が地元で揃えられる場所なんて限られています。
セミナーなどでは、これらの素材を持参しています。
実際に見て触れていただきながら理解いただくのが一番ですね。