地産地消の漆喰

2012/05/21

伝統素材

t f B! P L

地産地消」。

食べ物にとどまらず、住まいづくりにも地産地消

 

昔は当たり前のことだったはずですが…

残全ながら現代では大変難しいことなんです。

というわけで、今日は地産地消が出来ない材料、

漆喰の原材料についておさらい。


 

日本古来の本漆喰は、海藻のりは炊いて作るのが伝統でしたが

原料海藻を加工して粉末化したものを混入して水で練ることで

それが溶け、のりとなるものが主流です。

 

しかし昔からの漆喰、原料の基本は変わりません。

 

消石灰 と

 

麻すさ と

 

粉末海藻のり

 

これら3つを混ぜ合わせると基本的な漆喰の出来上がり!

 

 

…といいたいところですが、ココからさらに様々なものが添加されます

 

今回、それは忘れて…地産地消

 

 まずは、左官用の石灰を焼いている地域が限られています。

 麻すさの原料は…輸入原料ですね。

 海藻のりは、海のある土地であればなんとか。

 

ね?とても難しい。

全ての原材料が地元で揃えられる場所なんて限られています。

 


 

セミナーなどでは、これらの素材を持参しています。

実際に見て触れていただきながら理解いただくのが一番ですね。