大分県石灰工業会は大分県津久見市にある「つくみイルカ島」に
フレスコ画を寄贈することになりました。
「寄贈」といいつつ、フレスコ画ですから、これから描くわけです。
その制作の模様は春休みの来場者に公開されるかもしれません。
このブログでも報告しますね。
という、大分県石灰工業会。毎年様々な地元イベントに協力しています。
というわけで今日は「よくわかる石灰」についておさらい。
大分県津久見市の夏の恒例イベント「フレスコ画教室」が開催されました。
私も「大分県石灰工業会」のメンバーとしてお手伝いです。
毎年恒例となった、地元の産物「石灰」を使った体験教室ですが…
今回は
「みんなで作る漆喰の町並み!フレスコ画教室&子ども造形教室」です。
2日間開催の初日の今日は小学生の部。「子ども造形教室」です。
楽しい工作の始まり!…の前にせっかく石灰に触れるのですからお勉強です。
参加した小学生の皆さんに「集まれ~」と。(朝からテレビの取材も入ってました。)
まずは「石灰」がなんで出来たのか説明です。
海のサンゴの化石なんだよ~。ジュラシックパークの時代より古いんだよ~。と
サンゴの死がい、造礁サンゴを持って説明。
見たことがない方も多いですよね?
コレです。
サンゴの死がいは炭酸カルシウムのカタマリなんです。
光合成で大きくなったのでたっぷり炭素を蓄えています。
さて、それらが海底で積み重なって…山になったんだよ!と
そうなんです。我が町の山の恵みは海の恵み。
石灰の町ならではの山の風景です。
サンゴやプランクトンの化石が石灰石。
それを高温で焼くと石から二酸化炭素が抜けて生石灰に。
「ほら、同じ大きさなのに重さが違うでしょ?」と。
最後に生石灰が水と反応する実験です。
生石灰に水をかけると…?
高熱を発しながら壊れていきます。
立ちのぼる湯気が分かりますかね?子どもたちからも思わず歓声が上がります。
反応が終わったものが「消石灰」。
肥料や漆喰の原料として使われているものです。
地元の特産物を学び、それを使った工作や創作が毎年行われるんです。
イルカ島のフレスコ画…面白そうでしょ?その模様はまた後日。