石灰屋さんの地域貢献

2012/03/03

よもやま

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大分県石灰工業会は大分県津久見市にある「つくみイルカ島」に

フレスコ画を寄贈することになりました。

「寄贈」といいつつ、フレスコ画ですから、これから描くわけです。

その制作の模様は春休みの来場者に公開されるかもしれません。

このブログでも報告しますね。

 

という、大分県石灰工業会。毎年様々な地元イベントに協力しています。

というわけで今日は「よくわかる石灰」についておさらい。

 


 

大分県津久見市の夏の恒例イベント「フレスコ画教室」が開催されました。

私も「大分県石灰工業会」のメンバーとしてお手伝いです。

 

毎年恒例となった、地元の産物「石灰」を使った体験教室ですが…

今回は

「みんなで作る漆喰の町並み!フレスコ画教室&子ども造形教室」です。

 

2日間開催の初日の今日は小学生の部。「子ども造形教室」です。

 

楽しい工作の始まり!…の前にせっかく石灰に触れるのですからお勉強です。

参加した小学生の皆さんに「集まれ~」と。(朝からテレビの取材も入ってました。)

 

まずは「石灰」がなんで出来たのか説明です。

海のサンゴの化石なんだよ~。ジュラシックパークの時代より古いんだよ~。と

サンゴの死がい、造礁サンゴを持って説明。

 

見たことがない方も多いですよね?

コレです。

 

サンゴの死がいは炭酸カルシウムのカタマリなんです。

光合成で大きくなったのでたっぷり炭素を蓄えています。

 

さて、それらが海底で積み重なって…山になったんだよ!と

 

そうなんです。我が町の山の恵みは海の恵み。

石灰の町ならではの山の風景です。

 

サンゴやプランクトンの化石が石灰石。

 

それを高温で焼くと石から二酸化炭素が抜けて生石灰に。

「ほら、同じ大きさなのに重さが違うでしょ?」と。

 

最後に生石灰が水と反応する実験です。

 

生石灰に水をかけると…?

 

高熱を発しながら壊れていきます。

立ちのぼる湯気が分かりますかね?子どもたちからも思わず歓声が上がります。

 

反応が終わったものが「消石灰」。

肥料や漆喰の原料として使われているものです。

 

地元の特産物を学び、それを使った工作や創作が毎年行われるんです。

 


 

イルカ島のフレスコ画…面白そうでしょ?その模様はまた後日。