今更聞けない?オハナシの一つ。
「光合成 」ってちゃんと子供に説明できますか?
今日はそのおさらいです。
植物は光の力で
二酸化炭素と水から 酸素と炭水化物を つくっています。
その作用のことを「光合成」と呼びます。
「炭水化物」というのはデンプンや糖などですね。
植物の成長のエネルギー源になり
細胞を造ったり、種や実を造るわけです。
光合成を化学式にすると
水と二酸化炭素を分解すると…
炭素を自分の体に取り込み、酸素を吐くわけです。
同じ化学式でもう一度。
「植物は炭素を固定する」といわれている理由はこれなんです。
森や林の樹木が伐採され、木材として使われている限り
木に貯められた炭素が出てくることはありません。
海にも植物、つまり海藻が生えています。
実は海の中でも光合成が行われているのです。
漆喰の原料となる石灰石。
太古の昔にサンゴやプランクトンなどの死がいが堆積して
出来上がったものです。
そしてコレが造礁サンゴの死がい。
サンゴは「動物」ですから光合成はしません。
実は、サンゴには褐虫藻という海藻が共生しているんです。
その海藻が光合成をすることでサンゴに栄養を与えています。
だから石灰岩は炭素とカルシウムのカタマリ。
化学式で見てもそうなんです。
石灰岩は炭酸カルシウム =CaCO3 です。
漆喰の原料となるのはそこから二酸化炭素が抜け、水と反応させた後の
水酸化カルシウム =Ca(OH)2
それが長い年月をかけて二酸化炭素を取り入れることで
元の炭酸カルシウム =CaCO3 へと変化していきます。
自然の中に人為的に造られたサイクルですが、どうでしょう?
自然と共生している気持になれませんか?
それが伝統素材である漆喰の魅力の一つだと思います。
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