天然素材100%の漆喰とは

2011/04/15

しっくいQ&A

t f B! P L

健康住宅」が当たり前の時代になりました。

部材を全てF☆☆☆☆に限定し、ホルムアルデヒド0(ゼロ)であることは珍しくなくなりました。さらに現在は、左官材や無垢の木などを積極的に取り入れた「自然素材住宅」。

「全て天然です」「選びぬいています」「こだわっています」が謳い文句。ハウスメーカーよりも、信用できる工務店を…なんて会社さんもありますね。

 

こだわったあまり、

 

  • 森を管理するところ
  • 木を切るところから現場までを見せるところ
  • ALCメーカーさんの真似して(?)燃焼実験するところ
  • アレルギーテストに、VOC計測…

 

はてしない「こだわり競争」が続いていますね。

 

 

さて、ココで本題。

 

壁の材料には安全なモノが使われていると思いますか?

 

ほとんどの方が「はい」と答えるでしょう。

 

 インターネット、カタログ、メーカーのセールストーク。

 「この製品は安全なのです」と並べ立てています。

 

 でも、もともと自然の素材で作られていれば?

 わざわざ「安全です」なんて言う必要もない。

 

実際には、誰もがオール天然と信じているその製品の8割以上は魔法がかけられているようです。

 

オマジナイは、製造メーカーによるセールストーク、原料の流通の過程、虚偽の記載 …怖い魔法ですね。

 

魔法を解くカギは、手軽なものでMSDS(製品安全データシート)というものがあります。現在のルールではたとえ微量であってもその混入物を記載する必要がありますから。そこにヒトコトでも「樹脂」と書いていたら?

 

 …きっと魔法が解けますよね。

 

それでも分からないモノも多数市場にあるはずです。

製造工場の方も、頑張って売っている営業さんも、天然と信じて売っているものが実はマゼモノだということがあるのです。

 

その見分け方を知りたい方!

と他のブログで呼び掛けたところ、「教えろ!」とお便りが殺到してしまいました。

どうだったでしょうか?本物だったのでしょうか??

さすがに対応が大変でしたので、現在は「直接お会いする機会」でのみ、その判別法を実演しています。

 

 

 

「健康」「自然素材」が当たり前の住まいづくり。次の住まいの流行は何なのでしょうか?

 

より「本物」を求める動きと低価格。2極化の兆しもありますね。

当然、残っていくのはより「本物」に近いものでしょう。 

 

それは昔から変わらないカタチ。

アンティークな木材と左官材の組み合わせが市場で増えています。

確かに、和風、洋風、どちらでもいけるデザインです。

 

 

木材についても追々触れて行きますね。