「地球温暖化」というコトバを忘れそうなくらい寒い日々が続いています。
毎年「今年の夏は」「今年の冬は」と誰もが口にするわけですが、やっぱり今年の冬、寒いですね(笑)
桜並木は冬がないと観られない
けれど寒さを経て、初めて観られるものも数多くあります。例えば春の象徴「桜」は、冬越しのあと一斉に開花します。低い温度にさらされた後、こんどは暖かい温度を感じて、一斉に咲き始めるのです。四季というものがある日本だからこそ、美しい桜並木が見られるわけです。
長谷寺 - Hase-dera // 2010.03.31 - 31 / Tamago Moffle
住まいを形作る「木」の木目も、年輪という名前の通り、季節を経て形作られていく美しいものですね。
…そして冬には冬の美しいもの。
冬にしか咲かない花があります。
冬牡丹、寒椿、蝋梅などなど、季節を感じさせる花。Peony / 牡丹(ぼたん) / TANAKA Juuyoh (田中十洋)
Camellia sasanqua / 寒椿(かんつばき) / TANAKA Juuyoh (田中十洋)
Winter Sweet / Chimonanthus / 蝋梅(ロウバイ)/ TANAKA Juuyoh (田中十洋)
冬の美しさは雪景色だけではありませんね。まさに身の引き締まる寒さを感じながら花を見る。そんな見どころとして、奈良の名刹はいかがでしょうか?
回廊でも有名な奈良桜井の花の寺・長谷寺さん。http://www.hasedera.or.jp/
ちょうど今頃が冬の花の見ごろ。花も木も、建物も美しいお寺さんです。