今日はその「こだわり」に関するオハナシをもう一度。
こだわりの住まいづくりの会社さん。
使用する資材は、全てF☆☆☆☆に限定し、
ホルムアルデヒド0(ゼロ)であることを熱心に…。
さらに現在は、左官材や無垢の木などを積極的に取り入れた家に。
「全て天然です」
「選びぬいています」
「こだわっています」
が謳い文句。ハウスメーカーよりも、信用できる工務店を…
と各社頑張っていますね。
で、こだわったあまり、
- 森を管理するところ
- 木を切るところから現場までを見せるところ
- ALCメーカーさんの真似して(?)燃焼実験するところ
- アレルギーテストに、VOC計測…
さて、ココからおさらい。
壁の材料には安全なモノが使われていると思いますか?
ほとんどの方が「はい」と答えるでしょう。
インターネット、カタログ、メーカーのセールストーク。
「この製品は安全なのです」と並べ立てています。
でも、もともと自然の素材で作られていれば?
わざわざ「安全です」なんて言う必要もない。
実際には、誰もが「オール天然」と信じている、
その製品の8割以上には魔法がかけられているようです。
オマジナイは、
製造メーカーによるセールストーク
原料の流通の過程
虚偽の記載
…怖い魔法ですね。
魔法を解くカギは、
手軽なものでSDS(安全データシート)というものがあります。
現在のルールでは、たとえ微量であっても、その混入物を記載する必要がありますから、そこにヒトコトでも「樹脂」と書いていたら?
…きっと魔法が解けますよね。
それでも分からないモノも多数市場にあるはずです。
その理由は、製造工場の方も、頑張って売っている営業さんも、天然と信じて売っているものが、実はマゼモノだということがあるからなのですが…。
その見分け方は“直接お会いする機会”に説明しています。
また、「健康」「自然素材」が当たり前の住まいづくり。
次の住まいの流行は何なのでしょうか?
より「本物」を求める動きと低価格という2極化の兆しもありますね。当然、残っていくのはより「本物」に近いものでしょうけれど。
それは昔から変わらないカタチ。
アンティークな木材と左官材の組み合わせが市場で増えています。
確かに、和風、洋風、どちらでもいけるデザインです。