協会宛のお電話は不在にしていることが多いので、私の携帯電話に転送しているのですが、なかなか出ることが出来ませんです。申し訳ありません。
それが携帯電話の正しい使い方なのか分かりませんが、私には、 誰かとの打ち合わせや面談中に突然席を中座したり、誰かとの会話を遮って電話に出るようなことは出来ませんので、あとでかけ直すことがほとんどなんです。
なので、ご相談はメールでのやりとりが確実でスムーズです。スミマセン。
さて、というわけで今日はよくあるお問い合わせに関するオハナシ。
正解は?
世の中には情報が氾濫しています。「漆喰」についてgoogleで調べる
スマートホンの普及も片棒を担いで、誰もがインターネットなどで多くの情報が入手できるようになってから、逆に「どの情報が正しいのか?」…大変お困りの方が多いですね。
なので、普段オハナシにうかがうセミナーでも、それらの相談の多いものを中心に説明しています。
ただ、相変わらず…相談の中で最も答えに窮するのは
「良い漆喰ってどんなものですか?」
という難しい質問。
「漆喰」というモノに求められている性能は、呼吸・吸放湿・防火・防カビといったところでしょうね。
ところが、それは「消石灰」が主原料である限り備わる機能なのです。
漆喰に添加されるモノが阻害しない限り、それなりに機能します。
「じゃあ、なんでも同じなの?」
と訊かれそうですね。
ちがいます。ナンデモ同じじゃないんです。
- ちゃんとした漆喰
- それなりの漆喰
- 漆喰とは名ばかりのもの
というのを文字であらわすのは大変難しいこと。オハナシするとしても、まさかその製品を名指しで評価することも出来ません。…なので、答えに窮するわけです。
そこでいつも紹介しているのが、日本漆喰協会が自主基準として定めた「化学物質放散基準」。建材の安全の目安に使われているF☆☆☆☆ですが、これも各業界団体の自主表示によるものが多いんです。日本漆喰協会の認定は、それらよりもはるかに安全な基準に基づいて行われています。なおかつ、それぞれの材のほとんどが外部機関で分析試験されているんです。
建築材料…「分析試験が当たり前」だと思っている方が多いのですが、それも皆さんの非・常識。
驚くほど少ないですよ。
公開されているデータも、何と比較して安全なのか? それが本来評価に値する試験なのか?
良くわからない数値が書かれているものが多いです。
住まいに「安全な材料」を使いたいのは「安心」が欲しいからですね?!
でも知らぬが仏…ということも多いんですよ。