そして、年度末の3月と言えば、道路工事ですね(笑)
漆喰が今から間に合うか?
駆け込みで工事することの多いこの時期です。同様に、この時期に多い電話が「漆喰塗るんですが、時間が無いから、ナントカする方法ないですか?」と。
4月ニューオープンのお店。
年度末までに引き渡ししたい住宅。
…事情は痛いほどよくわかります。
しかし、幾度となく説明していますが、自然素材であればあるほど、自然に左右されるものなのです。
漆喰とは山から削り取った石を加工して作った「石灰」に…
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjkwrQXGVFi_N9H49KXZNfPaZ1759lhPqtw7YdpIJUaNDMxGjqxG6cyjqAVIQWB2o3qJcXpc5I2s_6XqxkTwm-jfBOjCRDJfcAyYuSJ4UUAe6x7VGbjs0w9QuR_grcpeza08kuJx9_KTRY/s640/20080213_132935%252520%2525282%252529.jpg)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEinDYqi_nPry8tNKY35As3dgLSzGgTaYDcNK6tEp8Pn_bxs0H562WYo0AyXSxuUxQ0e5p_BDyB1UYAGlJITw6W3DUt1SgTOTEOHauh7ZgFTHIDFv_4Db1pQy7bdQ9qcXR55mtDSaydj3SmG/s640/DSC03956.jpg)
麻などの植物繊維を加え、
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さらに海藻を加え…練り上げただけの左官材料です。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgkNYHAX8S_73gjJ6TQkKz5bUJD3GX9our-h0vTAUwJ5LGGTN6zAAWHXPabsbrWW3kePcCJF13ZVjR4f2mp-fd-00MhEiyEeGJxLMvnvEWrvn8Gz68BwCq49Ggqy0HHj9b0baNgMzQZkLE/s640/20080515_133945.jpg)
例えば
硬化が終わっていないセメントの上から塗ったり
寒い時期に凍結しない薬剤を加えてみたり
動く場所に塗ってみたり
…自然に逆らうようなことをして、上手くいった例がありません。
逆に
乾かなくて当たり前。
割れて当たり前。
カビが生えて当たり前。
汚れが落とせなくて当たり前。
漆喰はナントカならない
常に自然との対話と対峙を繰り返さなければならないのです。だからこそ「ナントカならない」材料なのです。
ナントカならないのならばどうするか?
答えは簡単ですね。 『待つ』んです。
お仕事を依頼している方が、待つんです。
ちゃんとした仕上がりを望むのであれば「待つ」んです。
とはいえ、工期に追われるのは、左官さんをはじめとする、最後の仕上げを行う職人さん。
頑張ってください!