麻がつくオナマエ

2021/09/15

おさらい

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あなたの苗字のルーツは?

人それぞれに苗字と名前。特に苗字は住んでいる土地の特徴を表したものや、生業がそのままついたものなど、全国にはユニークな苗字の方がいらっしゃいます。

大変興味深いオナマエがある中でも、注目したいのが「麻」。
だって漆喰には麻が不可欠ですから。

「麻」がつく苗字、身近にいませんか?

麻生(あそう)
 麻植(おえ)
 麻田(あさだ)
 麻原(あさはら)
 宅麻(たくま)
 麻布(あざぶ)

なんとなく、由来は分かりますね?

地名と同様、苗字も住んでいた地域や職業によって付けられたといいます。ということは、麻がつくオナマエが多いのは、我が国のあちこちで、普通に麻が栽培されていたということです。

でも、今では栽培は禁止されています。いわゆる「大麻取締法」というやつです。


ということは、取締りが始まる前の昔は…麻生さんが大麻を栽培して、麻薬として?


いえいえ、ちゃんとした農作物として栽培していたんです。
麻は立派な商業作物だったんですよ。

現在では大麻を栽培している地域は国内でも数か所。そのほか、苧麻や綱麻も数か所だけです。とても身近だったはずのものが、とても遠くに行ってしまったわけです。

現代で麻が多いのはお名前だけですね。

麻子、麻美、麻奈、麻友、麻里子などなど、麻がついた女の子。
麻のようにシューッと真っ直ぐに育って欲しいという願いからでしょうか?