「こだわり」の範囲

2019/01/14

おさらい

t f B! P L
健康住宅」「自然素材住宅」 が当たり前の時代になりましたね。
今日はその「こだわり」に関するオハナシをもう一度。


こだわりの住まいづくりの会社さん。
 使用する資材は、全てF☆☆☆☆に限定し、
 ホルムアルデヒド0(ゼロ)であることを熱心に…。

 さらに現在は、左官材や無垢の木などを積極的に取り入れた家に。

 「全て天然です」
 「選びぬいています」
 「こだわっています」

が謳い文句。ハウスメーカーよりも、信用できる工務店を…
と各社頑張っていますね。

 

で、こだわったあまり、
  • 森を管理するところ
  • 木を切るところから現場までを見せるところ
  • ALCメーカーさんの真似して(?)燃焼実験するところ
  • アレルギーテストに、VOC計測…
と、はてしない「こだわり競争」が続いています。


さて、ココからおさらい。

壁の材料には安全なモノが使われていると思いますか?

ほとんどの方が「はい」と答えるでしょう。

 インターネット、カタログ、メーカーのセールストーク。
 「この製品は安全なのです」と並べ立てています。

 でも、もともと自然の素材で作られていれば?
 わざわざ「安全です」なんて言う必要もない。

実際には、誰もが「オール天然」と信じている、
その製品の8割以上には魔法がかけられているようです。

オマジナイは、
 製造メーカーによるセールストーク
 原料の流通の過程
 虚偽の記載

 …怖い魔法ですね。
 

魔法を解くカギは、

手軽なものでSDS(安全データシート)というものがあります。
現在のルールでは、たとえ微量であっても、その混入物を記載する必要がありますから、そこにヒトコトでも「樹脂」と書いていたら?

 …きっと魔法が解けますよね。

それでも分からないモノも多数市場にあるはずです。
その理由は、製造工場の方も、頑張って売っている営業さんも、天然と信じて売っているものが、実はマゼモノだということがあるからなのですが…。

その見分け方は“直接お会いする機会”に説明しています。


また、「健康」「自然素材」が当たり前の住まいづくり。
次の住まいの流行は何なのでしょうか?

より「本物」を求める動きと低価格という2極化の兆しもありますね。当然、残っていくのはより「本物」に近いものでしょうけれど。



それは昔から変わらないカタチ。
アンティークな木材と左官材の組み合わせが市場で増えています。
確かに、和風、洋風、どちらでもいけるデザインです。