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漆喰だから安全!というのはウソ

「漆喰塗料」「漆喰ペイント」って何なの?というご質問を少なからずいただいています。確かに、分かりにくいですよね。だから、なんどもおさらいです。


近年「漆喰塗料」というものが注目されるようになったわけですが…

それまでは
 「漆喰調塗料」や 「漆喰風の仕上がり」という分類のものはありましたね。
ペンキぬりたて。
ペンキぬりたて。 / AmarettoGinger




では 漆喰塗料、漆喰ペイントとは何か?

私なりの答えです。
 成分に消石灰を含み、吸放湿などの機能をもった樹脂混合品


石灰が固まるのが漆喰。油(樹脂)が固まるのが塗料ですから
「樹脂で固めておいて、後から石灰も固まる」のが漆喰ペイントというべきでしょう。

ですがここで、左官材料と塗料におけるダークな部分。
漆喰に樹脂を入れちゃ駄目っていう決まりが無いのです。

塗料も同様です。

セラミック塗料って良く耳にしますね。セラミックとは陶器など焼いたモノを指しますよね?
塗って乾いてセラミックになる…わけないです。

実際にはシリコンが入っている塗料がそう呼ばれているだけのようです。
問題は、そのシリコンが例え0.1%だったとしても、それをシリコン樹脂塗料と呼べる我が国の規制にあります。

珪藻土の左官材も、珪藻土の配合量に決まりはありません。
塗料と同様、ほんの微量入っていても「珪藻土(入り)壁材」として売っています。

だから、そのへんに売ってる水系塗料にちょこっと石灰入れたら?


 そう。漆喰塗料と呼んでもイイんです!

実際にはそうウマく作れませんですけど、簡単に言えばそんなモンです。


じゃ、昔からのほんまもんの漆喰は?
本漆喰と呼べるのは、糊を炊いて、麻すさと塩焼き消石灰を練りこんだだけのもの。

消石灰の割合は90%を超えます。
石灰を練ったカタマリが割れないように海藻と麻を入れるのです。

それ以外はホントは入れちゃ駄目!…だったのですが、技術の革新ですしょうか???
補助材として樹脂を入れると接着力が増しますし、セメント混ぜても強くなる。
様々な「漆喰製品」が世にあふれています。

と、いうことは?
「漆喰だから安全!」というのは真っ赤なウソなんです。

漆喰だけでなく、建築材料を選ぶときは、気をつけましょうね。
ちゃんと糊炊いて、ちゃんと作った漆喰の製法、わずかですがまだ各地に残り続けています。まだまだちゃんとした漆喰、あるんです。