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漆喰の「選び方」の考え方

もう子ども達は夏休み。帰省した子供さんや友人などが集まって…何かやろう!という方多いですよね。そしてこの時期にご相談いただくのは、自分で漆喰を塗ってみたい!というオハナシ。DIYで漆喰を塗ることについて書いたものへのアクセス数や、メールでの問い合わせが、かなり増える時期なんです。


でも、どの製品を使っていいかわからないですよね?
なので、漆喰の選び方についてちょっとオハナシしましょう。

通販で売られている漆喰、ホームセンターで売られている漆喰、そして、建材店で売られているプロ用漆喰。漆喰の種類を簡単に説明します。

まずは手軽に塗れるDIY専用漆喰。

日本プラスターさん、画像借りますよ

手軽に塗れるように、練った漆喰のペーストが容器に入れられています。DIYのために作られていますので、器用な方ならうま~く塗れるはずです。

ちょっとお値段が張りますが、それは「楽」をするため。
だから「楽しく」塗れるはずです。


さらに作業が簡単になるように、

ペンキのように塗れる「漆喰塗料」というものがあります。

薬仙さん、画像借ります

「塗料」として塗れるように作られていますので、ローラーや刷毛などをつかって塗ることが可能です。慣れないコテを持つよりも…という方にオススメです。

そして最後にオーソドックスな「漆喰」。


丸京さん、画像借ります

主に左官職人さんが使っている漆喰です。

基本的に「粉」で売られていますので、まずは水を加えて練ることから。つまり材料作りから始まります。

だからそのための道具も必要ですね。
さらに「誰でも塗れる」ことには全く配慮されていませんから、初めて塗ってキレイに仕上げられるシロモノではありません。「だからこそ!」とチャレンジしている方が多いのも事実です。

最後に、漆喰を望む方が一番気にしていること。


― それは「健康に良い」素材であること。

市販されている漆喰製品、少なからず何かが添加されていることは以前からご説明してきた通りです。

じゃあその中でも安心して使えるものを選びたいですよね?!
その判断の方法の一つが日本漆喰協会の化学物質放散自主認定制度。建築材料に付けられているF☆☆☆☆(フォースター)よりもさらに厳しい基準を課し、試験結果に基づいて合格マークが発行されています。


言ってみればF☆☆☆☆は「化学物質の放散量が規定値以内」である証。
日本漆喰協会の合格マークは「それ自体の含有量が極めて少ない」ことの証なのです。

…現状、国内の漆喰につけられた唯一の基準ですので、あえてオススメさせていただきました。