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梅雨明けが始まったので琉球漆喰のお話を始める

今年は6月23日、沖縄の梅雨が明けましたね。

で、本州はジメジメした毎日。中途半端に暑かったり肌寒かったり。
ならばいっそのこと暑い沖縄のほうが?!

…と言い始めると、今年も行きたくなりましたので、沖縄の漆喰について、おさらいシリーズの開始です。


琉球漆喰。その製法などについては以前も説明しましたが、今回からはその魅力について語らせていただきます。

琉球という言葉通り、琉球漆喰は琉球王国の昔から現在に至る歴史をもつ、現在、沖縄県でのみ造られている漆喰です。

で、まずは皆さんの「沖縄」のイメージから。
やっぱり、こんなカンジでしょうか?


それともこんなカンジ。


沖縄独特の古民家の姿です。
壁が最小限しか見られない開放的な住宅ですが、屋根にはしっかりと赤い瓦がのせられ互いに漆喰でがっしりと固められています。

その漆喰こそが琉球漆喰。

残された民家から首里城のような文化財まで、同じ赤瓦と漆喰。
それが今、沖縄に残されている伝統建築様式のひとつです。


赤と白のコントラスト。
そして整然とならぶ瓦と漆喰。
屋根にここまで息をのむような美しさを感じることはあまりありません。


そして違った魅力を与えてくれるのがシーサー。


沖縄の建物の屋根には欠かせない守り神です。


さて、このシーサー、沖縄県内のお土産物屋さんで見られるのは
赤い素焼きか彩色された陶器のものです。

ところが、もともとは上の写真のように、瓦工事の職人さんが瓦の破片と漆喰で造っていたのです。

「味」があるわけですね。

そして、「シーサー」は獅子(しし)がなまったものと言われています。
神社の狛犬(こまいぬ)などと同様、魔を祓う役割を持っています。
だから、家の高いところから家の入口にむかって置かれているわけです。



琉球漆喰にはまだまだ魅力が満載。
だから明日も引き続きご紹介していきますね。