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台風と向き合う住まい

台風。今年はもう5号も発生。いつもより早い???
気象庁発表の統計値によれば、台風が発生する平年値は25.6個。うち日本に接近するのは11.4個とのこと。…台風の数え方は「個」なんですね。


我が国では沖縄、九州、四国といった地域は、毎年といっていいほど台風被害を受けるわけですが、自然の猛威に対して、昔から何もしなかったわけではありませんね。

開放的な沖縄の民家も…


外側にはがっしりと高い石垣が風雨から守ります。
ちゃんと考えられた造りなんです。


豪壮な土佐漆喰。独特の構造です。意匠性だけでこんなカタチをしているわけではありませんね。横殴りの雨があたった時に、壁を伝う雨水の影響を極力受けないように考えられています。

すべて「水切り」のためなのです。



また、こういった海鼠壁(なまこかべ)も、直接降りかかったり、地面から跳ね返る雨の影響への対策。白い部分は漆喰ですが、平らな黒い部分はもともとは瓦なのです。


しっかりと「生活」と「自然」を共生させた住まい。
それが我が国の伝統建築ですね。

…とはいえ、災害には十分気を付けて。