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漆喰塗料、漆喰ペイントとは何でしょうか?

近年「漆喰塗料」「漆喰ペイント」が話題になりましたね。
漆喰?塗料?おかしな名前です。2種類の異なる製品を組み合わせたものですね。
いってみれば「お好み焼きクレープ」みたいなものでしょうか?

さて、「漆喰ペイント」「漆喰塗料」という製品が市場に出始めて10年くらいでしょうか?それまであったのは「漆喰調塗料」「漆喰風の仕上がり」という分類のものでした。




さて、そんな 漆喰塗料、漆喰ペイントとは何でしょうか?

私なりの答えです。

 「成分に消石灰を含み、吸放湿などの機能をもった樹脂混合品」

石灰が固まるのが漆喰。油(樹脂)が固まるのが塗料ですから、「樹脂で固めておいて、後から石灰も固まる」のが漆喰ペイントというべきでしょう。

ですがここで、左官材料と塗料におけるダークな部分。
漆喰に樹脂を入れちゃ駄目っていう決まりが無いのです。

 「△△がどれだけ入っているから**と呼びます」

というルールが無いのです。

なので、珪藻土の左官材も、珪藻土の配合量に厳格な決まりはありません。

極端に言えば、ほんの一粒だけ入っていても「珪藻土(入り)壁材」として売れるんです。

だから、そのへんに売ってる水系塗料にちょこっと石灰入れたら?
そう。漆喰塗料と呼んでもイイんです!

実際にはそうウマく作れませんですけど、簡単に言えばそんなモンです。


じゃ、昔からのほんまもんの漆喰は?
もともと「漆喰」と呼べるのは、糊を炊いて、麻すさと塩焼き消石灰を練りこんだだけのもの。

乾燥した状態では消石灰の割合が90%を超えます。
石灰を練ったカタマリが割れないように海藻と麻を入れるのです。

それ以外はホントは入れちゃ駄目!
…だったのですが、技術の革新ですしょうか???

補助材として樹脂を入れると接着力が増しますし、セメント混ぜても強くなる。
様々な「漆喰製品」が世にあふれています。

漆喰だけでなく、建築材料を選ぶときは、気をつけましょうね。