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連休には漆喰を見たい その6

我が国の建築文化は、歴史的に言えば明治期から、文明開化の音とともに、変貌しました。それまで木や土や漆喰、唐紙などしかなかった壁の素材として、セメントやペンキがやってきたのです。

が…文明開化だからといって、そんなに簡単に欧米の素材など手に入りませんよね。

ですからデザインは洋風、素材は我が国の伝統素材といった洋館が明治、大正、昭和と建てられてきたわけです。という洋館にも漆喰。観に行きましょう。


文明開化の漆喰とは?

愛媛県松山市にあるのが萬翠荘(ばんすいそう)。
大正11年に建てられた愛媛県で一番古い鉄筋コンクリートの建物で、2011年に国の重要文化財の指定をうけたばかりです。


フランス・ルネサンス風の豪華な装飾が素敵ですね。


当然、中の装飾も素晴らしいです。


天井飾りも息をのむ美しさ。豪華な装飾にポカーンと口を開けてしまいます。


いかがでしょう?洋館にも漆喰、ふんだんに使われていますよ。
例えば長崎や神戸の洋館にも。素材を意識して観ると楽しい散策になりませんか?

ちなみに今回ご紹介した萬翠荘は松山市の観光名所の一つ。
近年話題の「坂の上の雲ミュージアム」から坂を上ってすぐの場所にあります。