©伝統素材伝承支援協会 地産地消で漆喰がつくれるか? 150 150

地産地消で漆喰がつくれるか?

「地産地消」。

食べ物にとどまらず、住まいづくりにも地産地消を目指している方が多いですね。それが昔は当たり前のことだったはずですが、残念ながら現代では大変難しいことになっているんです。

というわけで、今日は地産地消が出来ない材料、漆喰の原材料についておさらい。

今の漆喰って、どんな漆喰?

日本古来の本漆喰では、海藻のりは炊いて作るのが伝統でしたが、現在「漆喰」として流通しているものは原料海藻を加工して粉末化したものを混入し、水で練ることでそれが溶け、のりとなるものが主流です。

しかし昔からの漆喰、原料の基本は変わりません。

消石灰 と


麻すさ と


粉末海藻のり


これら3つを混ぜ合わせると基本的な漆喰の出来上がり!

…といいたいところですが、ココからさらに様々なものが添加されます
今回、それは忘れて…地産地消の漆喰に挑戦。

地産地消の漆喰を作るためには?

こんな課題があります。
  1.  左官用の石灰を焼いている地域は国内数か所に限られています。
  2.  麻すさの原料は…ほぼ全て輸入原料に頼っています。
  3.  海藻のりは、海のある土地であればなんとか。
ね? とても難しい。
実際には、昔から漆喰を地産地消で作れるところなんて限られていたんですから。
ご覧の通り、全ての原材料が地元で揃えられる場所なんて限られているんです。

セミナーなどでは、これらの素材を持参しています。
実際に見て触れていただきながら理解いただくのが一番ですね。